Netflixネットフリックスで配信中の作品をご紹介します。
ブラジルのドラマは馴染みがない方でも、ミステリーファンや女性が活躍するドラマが観たい方にはぜひおすすめしたい作品です。
何で今まで見逃していたのかと思うくらい私の中では大ヒットの作品です。
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作品基本情報
「グッドモーニング、ヴェロニカ」Netflixのオリジナルドラマです。2020年に公開され全8エピソードから成り立っています。2022年にはシーズン2が公開されました。
原作は犯罪学者と小説家の共著による「Bom dia, Veronica(ボン ジア, ヴェロニカ)」というスリラー小説です。
ドラマのオリジナルタイトルも同様の「Bom dia, Veronica」です。
ちなみにポルトガル語 “Bom dia(ボン ジア)” は”Good morning”の意味です。
女性が活躍するドラマ!
ヴェロニカはサンパウロの警察署の殺人課で事務官として勤務する女性です。
マッチングサイトを悪用した事件の被害者が、署内で自殺したことをきっかけに犯人を突き止めるべく事件の捜査に乗り出します。
別件で家庭内暴力の被害に合っている女性からヴェロニカ宛てに助けを求める通報が入ります。
そちらの調査にも関わりますが、調べるほどに闇が深く、ヴェロニカ自身にも危険が及びかねない状況になっていきます。
まず間違いないのは女性が活躍するドラマという点です。過去に次のようなドラマにハマった方には特におすすめです!!
THE FALL警視ステラ・ギブソン(英)
女刑事マーチェラ(英)
キリング(デンマーク)
刑事ソフィア・カルピ(フィンランド)
ドラマ内でヴェロニカは事務官という立場ですが、Netflix公式サイトの番組説明ではヴェロニカは下級警察官と紹介されています。
ブラジルの地方警察の仕組みについて詳しくはわからないものの、どうやら昇進試験を受けて正式な警察官になるシステムのようです。
激しく意地悪な女上司がヴェロニカを上から目線で馬鹿にしますが、ヴェロニカはかなり優秀です。ただ危険な現場に1人で乗り込むのはヒヤヒヤします。
ヴェロニカが追うことになる犯人の異常性を示す一部のシーンはこわいので正視していません。
そういうときはミュートにして画面は視界に入らないように隠して、次の場面に行くまで字幕だけを追います。話が追えればそれでよいので。
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腐敗に暴力、ブラジルのリアルがわかる
すでに知られているとおり、ブラジルの治安は最悪レベルです。もちろん地域差はありますが、貧困問題と暴力の連鎖は深刻です。
劇中で被害女性が「この国に正義なんてない」とヴェロニカに訴えるシーンが印象的でした。
そして思い出したのが以前に紹介したブラジルドラマ「メカニズム」。
長いものに巻かれるものが得をして、正直者が馬鹿を見るそんな歪んだ世界。
事件の核心に近づこうとすると、極秘なはずの捜査情報が漏れる、脅迫行為・妨害行為が行われる、上層部からの制止が入る、などは犯罪ミステリーにはありがちです。
しかし、そのやり方はあからさまで、視聴者はさらにヴェロニカへの肩入れが強まります。
一気見必死。週末がおすすめ
本ドラマは全8エピソードです。おもしろ過ぎて一つ見ると次が気になって仕方ないパターンです。「(次のエピソードの)最初の部分だけ」、「あと1話だけ」と観ているうちにクライマックスの最終エピソードにたどり着いてしまいます。
そんなわけで一気見必死、例え数話でも平日は睡眠不足になる恐れがあるため、週末あるいはまとまった時間があるときがおすすめです。
先ほどこのドラマに類似する女性が活躍するドラマをいくつか挙げましたが、ヴェロニカはマーチェラを連想させました。
マーチェラをご覧になった方はぜひ比べてみてください。
こちらでは女性が活躍する北欧ミステリーをご紹介しています。合わせてご覧ください。