女性が活躍する北欧ミステリー「DEADWIND刑事ソフィア・カルピ」シーズン3覚え書き

女性が活躍する北欧ミステリー「刑事ソフィア・カルピ」シーズン3覚え書き ドラマの舞台ヘルシンキ
ドラマの舞台ヘルシンキ

刑事ソフィア・カルピはNetflix(ネットフリックス)で配信中(2022年12月時点)のドラマで、フィンランドのヘルシンキが舞台です。すでにシーズン3まで配信されています。

タイトルのとおり女性が活躍する北欧ミステリーで、個性強めな女性刑事ソフィア・カルピが主人公です。

事件ものをたくさん観ているせいなのか、近ごろ新シーズンが出るころには前回までのストーリーを思い出せないことがたまにあります。

まだ記憶が新しいうちに、覚え書きとして雑感を残しておきたいと思います。

ネタバレを含むのでまだ観ていない方はご注意ください。

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「DEADWIMD刑事ソフィア・カルピ」シーズン3あらすじ

おもな登場人物

ソフィア・カルピ(主人公・休職明けの刑事)
サカリ・ヌルミ(カルピの相棒・辛い過去があるよう)
ヘンナ(カルピの義理の娘・他界したカルピの夫の連れ子)
エミール(カルピの息子)

あらすじ

薬物依存症の新薬開発プロジェクトのリーダーで、製薬会社の顔でもあった女性が最初の被害者。現場には謎の印が残されていた。犯人像が絞れないまま被害者は増える。
いずれも現場には謎の印が残されていた。
カルピたちは被害者どうしの接点を探るうちに、新薬開発プロジェクトの裏で、重大な副作用のある薬物の非道な人体投与が行われていたことを突き止める。
事件の起こる数年前、製薬会社の違法な悪事を知った少女は謎の死を遂げていた。
事件の半年前に交通事故で他界したはずの少女の兄が、真犯人として浮かび上がる。

事件と同時進行で「出所した娘」と「夫の死の真相」がサイドストーリーとして視聴者をさらにはらはらさせます。

出所した娘ヘンナはカルピの義理の娘で、すでに他界した夫の連れ子です。ドラマの序盤で出所しますが、警察に弱みをにぎられているようです。

ヘンナは自由を条件に、警察に重要な情報を渡すことを口約束します。自由を得るために彼女は命を危険にさらすような危険な橋をわたります。

そして一応の決着をつけた後の終盤は出番がありません。

一方、カルピの夫はシーズン2まで交通事故のひき逃げで死んだものとされていましたが、犯人はつかまっていない上に不明な点が多く残されていたようです。

ひき逃げ犯の情報提供の謎の電話をきっかけにカルピは独自に事故の真相を突き止めようとします。

「DEADWIMD:刑事ソフィア・カルピ」シーズン3の感想

主軸となる事件と並行して進む二つのストーリー、一言でいうと複雑です。

だから記憶に残りにくいのかな。そのうちまた忘れそう。

シーズン3の特徴としては、物語の複雑さに加えて被害者が多い点が挙げられます。

しかも犯人かと疑われるようなあやしい人物が次々と犠牲になります。

真犯人は特定されたもののほとんど姿を見せないため、どういう人物なのかよくわかりませんが相当に頭が切れる人物のようです。

いくらか犯人像への疑問は残るものの、再びカルピを観られたのはよかったです。

常にパンツ姿、体型を隠すような地味なセーターの上にフード付きの防寒コートなんか羽織って、髪の毛はいつもボサボサ、何をするにもがさつな感じもカルピっぽさが出ていて妙な安定感があります。

いつも同じ服といえば、北欧ミステリー「キリング」のサラ・ルンドを思い起こさせます。彼女は同じ柄のセーターがトレードマークでした。

カルピさん、普通にドレスアップしたらめちゃくちゃ華やかなはずですが、そういう場面が全くないのもまたこのドラマのいいところ。

北欧ミステリーの火付け役といえば、さきほどの「キリング」と「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」です。国外での人気も高くいずれもハリウッドでリメイクされました。

2作品とも大変おすすめですが、残念ながら現時点で国内でオリジナル版を配信しているサービスはないようです。

「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」はスティーグ・ラーソンの同名小説が原作です。