ブラジルの妖怪が現代に復活「インビジブル・シティ」

ブラジルの不思議な妖怪が現代に復活「インビジブル・シティ」

こんにちは、ちあきです。

またまたおもしろいブラジルドラマをNetflix(ネットフリックス)で発見してしまいました。記事タイトルのとおり、ブラジルの妖怪・妖精が人に姿を変え現代に復活する物語です。

ドラマをもっと楽しむために、ブラジルの妖怪のこと、環境警察についてまとめました。

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「インビジブル・シティ」あらすじ

「インビジブル・シティ」公式予告編 Netflix Brazil

リオデジャネイロの環境警察のエリックは、妻の死の真相を調べていくうちに、不可解な出来事に巻き込まれていきます。

やがてブラジルの伝説上の生き物たちが自らの過去と深く関わっていることを突き止め、物語が展開していきます。

「インビジブル・シティ」は2021年にNetflixで配信開始されました。

原題は「Cidade Invisivel(シダージ インビジーヴュ)」、インビジブルシティの意味になります。

不可解な出来事は妖怪世界の入り口

最初から事件性のあるミステリアスな雰囲気ドラマでしたが、まさか妖怪が登場する話とは意外でした。

はじめの出来事から不思議な妖怪仲間の存在が芋づる式に明らかになります。

しかし妖怪たちは決して不用意に人に姿を見せることはしません。アパートや路上生活など人に紛れて生活しているようです。

たまに人を惑わす不思議な力も使いますが、使われたほうの人間は全く覚えていません。

序盤エピソードは不思議な状況の意味がのみこめず消化不良気味でしたが、だんだんとおもしろくなってきました。

妖怪キャラクターがそれぞれの特徴を現代に反映させているのもおもしろい点でした。

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「インビジブル・シティ」妖怪紹介

ドラマに登場した妖怪について有名ないくつかをご紹介します。

サッシ

いたずら好きの少年サッシはつむじ風とともに現れます。サッシは片足で赤い帽子をかぶっています。

ドラマの中のサッシは義足を付けていました。またクッキーが好物でふきんをねじるいたずらをしていました。

こちらは日本語にも翻訳されている妖怪サッシが主人公の本です。

作者はブラジル児童文学の創始者として知られ、ブラジルの民話・伝説に基づく子ども向け多くの作品を残しました。

クッカ

伝説ではクッカはワニの魔女です。

しかしドラマの中ではワニの要素はなく、蝶の魔女として描かれています。魔女だけに人の心や過去が読めるキャラクターのようです。

クルピーラ

クルピーラは森の守り神です。足のつま先が後ろを向いているのが特徴です。お酒も好きなようです。

ドラマでクルピーラの名前は度々登場するのですが、クルピーラを知らなかったので誰がクルピーラなのかなかなかわかりませんでした。

ボット

ボットの正体はピンクのカワイルカです。魅力的な男性の姿に変身して女性と親しくなっては相手の女性を妊娠させます。

白いハットをかぶっているのが特徴で、じつはハットでイルカの頭の上の穴を隠しているそうです。

ドラマでは伝説のままのエピソードで登場します。出番が少ないのがちょっと残念です。

ブラジルの環境警察とは

ブラジルの環境警察は「polica florestal」といって警察と同等の権限を持っています。

海やジャングル、野生動物の生息地などを管轄し保護にあたっています。また密猟や、魚をとってはいけない時期の監視・取り締まりもしています。

動物だけではなく木や花も保護の対象としていて、自然環境全般を対象としています。

ブラジルには希少な動物が生息していて、自然保護のために人が立ち入れないエリアがあります。そのような場所も環境警察が管理しています。

「インビジブル・シティ」はシーズン2まで配信されています。シーズン2では今回ご紹介していない新たな妖怪たちが登場します。Netflixでご覧いただけます。