先日、義理の姪の在留カード更新申請に同行して「東京出入国在留管理局」に行ってきました。
彼女は日系ブラジル人3世で、3年前から東京で単身生活をしています。
出入国在留管理局というのはこれまでのいわゆる入管(入国管理局)です。
平成31年4月から入国管理局は「出入国在留管理局」になりました。
日本で生活している外国人にとって、入管へ行くことは事務的な手続きに過ぎませんが、実際に同行するのは一般的にはあまりないように思ったため、当日のエピソードをまとめてみました。
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入国管理局へ行く目的
日本で生活する外国籍の人たちはビザが必要です。
ビザの種類は滞在の目的によっていろいろとわかれていますが、その在留資格や在留期間が明記されているのが在留カードです。身分証明にもなります。
「日本人の子の子」にあたる日系人3世までは中長期在留の定住者ビザが認められています。
定住者ビザの期限は3年間で、今回姪の在留カードは在留期限を過ぎていました。
過ぎていた!?とはいってもオーバーステイではありませんのでご安心を。
現在コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、2020年3月1日から7月31日までに在留期限を迎える人たちには3カ月間の猶予が認められています。
ようはカードに書いてある期限から3カ月以内に手続きしたら大丈夫ですよってことでした。
多国籍な雰囲気の中で。当日の出来事
新型コロナウィルスの影響により外国人観光客の姿を全く見かけなくなってから数カ月がたちました。
しかし入管は全く違う風景です。
日本で生活している各国の人たちが手続きのために訪れていて、多国籍な雰囲気の中みなそれぞれの国の言葉を話していました。
日本にいるはずなのにまるでどこか海外の空港にいるかのような感覚。
日本語を話しているグループは私たちのほかにはあまりいないようでした。
夫と姪っ子は当然ポルトガル語で会話ができますが、私がいたので日本語で話してくれました。
コロナ対応のため路上で2時間待ち
目的地の東京出入国在留管理局は品川ふ頭にあります。
現地へは品川駅からバスに乗りました。駅のバス停に着いたのが月曜の午後1時。
入管行きのバス乗り場には『15:15』の札が掲げられています。
その場の案内係の方に聞いたところ、どうやらコロナ対策で中に入れる人数を制限しているらしく、今バスに乗って入管前に着いても、整理券をもらい中に入れるのは午後3時15分ということ。
またその日はちょうど月曜日で、係の方によると月曜日はただでさえ混雑する曜日なんだそうです。
別日に出直す気になるほど近くに住んでいるわけでもなし、待ち時間を覚悟でバスに乗り込みました!
現地到着して整理券をもらったはいいものの、すでに半そでを着るほどの気候です。
さすがに直射日光は厳しいので日陰を求めてウロウロしました。
3人でいたため立ち話して、コンビニ行ったりお手洗いに寄ってみたりしているうちに3時近くになりました。
割り込みおばちゃん現る
3時15分より少し早めに列のところへ行ったため、幸い指定されたグループの先頭に並べそうでした。
難しいのは早く行けば先頭に並べるというわけでもないことです。
早く着きすぎても人の往来の邪魔にならないよう、係の人に時間まで別の場所で待つようすぐに指示されます。
着いたタイミングがちょうど良かったのか私たちは時間までその場にいることを許されました。
列のゲートが開き先頭に並んだと思ったその瞬間、謎のおばちゃんがスッと私の前にまさかの割り込み・・・
え、ウソでしょ?あり得ないんだけど!!
あまりに驚き過ぎて私、黙ったまま。
するとゲートを開けた係の人がおばちゃんの整理券の時間を確認しました。
指定された時間は4時台とかそれくらいだったみたいで、おばちゃんに列から外れるようにやんわり注意しました。
おばちゃん注意されても聞いてないふりしたかったのかその場から動かず。
逆に笑える・・・
係の人に再度言われてしぶしぶ列から出ていきました。
良かったけど、ビックリした~!!
私1人で慌てふためいている間、夫と姪っ子はポルトガル語でなんか言ってたみたいです。
全然気づきませんでしたが、たぶん「おっしゃー」「それ見たことか」とかとかそんな感じだったみたいです。
内部は撮影NG
本人以外の付き添いも入館OKとのことで一緒に列に並び建物の中に入りました。
マスクをしていないと中には入れません。入り口では手指のアルコール消毒をします。
また発熱がある人も入れないため、通る瞬間には気が付きませんでしたが、振り返るとサーモグラフィでチェックをしている様子が見えました。
建物内部は撮影NGだったと思います。空港の出国審査場とかも同じですよね。
内部は目的別にAからDのエリアに分かれていて、床に矢印が書いてあります。
各エリアごとにも窓口がたくさんありました。
滞在時間は中での待ち時間含めて1時間程度。不備なく受理されひとまず安心しました。
中は独特の雰囲気でした。これまでほかの入管出張所は行ったことがありましたが規模が違います。
外では気軽におしゃべりしていた人たちもみな少し緊張感があるような。
私のような付き添いで来ている日本人はほとんど見当たりませんでした。
出張所での手続きと違って、一つのエリアで窓口3つは回りました。
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東京出入国在留管理局へのアクセス
品川駅から都バスのルートで行きました。8番のバス停ですでにバスが止まっていました。
料金は片道220円、10分ほどで現地に着きました。
普段バスに乗る習慣がないため、内心「不便な場所だな」と思っていたものの、行きも帰りも待たずにすぐ乗れて思っていたより便利でした。
もし近々在留カードを更新予定の方がいたらお伝えしたいことはこの2つです。
3カ月以内でOK!
月曜日は混みがち
屋外で待つときはくれぐれも熱中症に気を付けてくださいね。
手続きの詳細はコチラからどうぞ☆