先日、東京出入国在留管理局に親戚の在留カード更新の手続きに同行した際の記事を書きました。
じつはちょうど1年前に、ブラジル国籍の夫の在留カード更新の手続きをしたばかりです。
前回も今回も書類に不備なく受理されましたが、1年たつとキレイさっぱり忘れていました。
今回は付き添いでしたが万一に備えて念入りに下調べをしていました。
また数年後忘れそうなので備忘録として記事に残しておきます。手続き予定の方のご参考に少しでもなればうれしいです。
準備する書類は意外と多く、必要書類を集める作業はもはや重要アイテム集めるゲームのごとし。
がんばってクリアしましょう!
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準備するもの
- 申請書
- 写真(4㎝×3㎝)
- 住民票(マイナンバー省略されてるもの)
- 課税証明書
- 納税証明書
- 身元保証書
- 在職証明書
- パスポート(見せるだけ)
- 在留カード(見せるだけ)
- 手数料4,000円(受取りのときに必要、収入印紙で払う)
申請書
申請書の様式は法務省公式サイトからダウンロードできます。
ですが、なんせ様式の種類が多い!!
さらっと該当ページを見た感じでは申請書の種類は17もあります。
せっかく苦労して埋めて窓口で差し戻されたらもったいない!
くれぐれもご注意ください。
写真(4㎝×3㎝)
3カ月以内に撮影されたものとなっています。
影などの背景がないもの、鮮明であるものなどの注意点があります。
詳しくは法務省公式サイトの在留期間許可申請のページに載っています。
住民票
現在住んでいる地域の市役所(区役所、町役場)で発行してもらいます。
マイナンバーが省略されていて、世帯全員の記載があるもの。
発行から3カ月以内と決まっていますのでご注意ください。
手数料は一通300円です。
市役所(区役所)が家から遠い場合は、出張所でもたいてい発行してもらえます。
時間がとれない方は郵便請求と言う手もありますが・・・ただし、とても面倒です。
よほどの事情がない限りは郵便請求するくらいなら、自分か代理の方にお願いするのがいいかと思います。代理の人は委任状と身分証提示が必要になります。
課税証明書
課税証明書(本人が配偶者か収入の多いほう)
市役所で発行してもらいます。
こちらも発行から3カ月以内が有効です。
地方公務員時代に税部門にいたのでもう少しくわしく。
課税証明書とは前の年の1月から12月までの所得とそれに対する住民税の額を証明する書類です。
原則として1月1日時点で住民票をおいている人に自治体は住民税をかける権利があります。
ですので課税証明書は1月1日時点で住んでいた自治体で発行してもらえます。
例年、新年度の切り替え時期はどこの自治体でも大体6月ごろになっています。
そのため、市町をまたいで転居をくり返している人は注意が必要です。
1月から5月までの間に入手しようとすると、まだ新年度版に更新されていないため、さらに前の年の1月1日時点で住んでいた自治体に申請する必要があります。
こちらも郵便請求で取り寄せることは可能です。
納税証明書
納税証明書(本人が配偶者か収入の多いほう)
市役所で発行してもらいます。
こちらも発行から3カ月以内が有効です。
住んでいる(あるいは住んでいた)自治体に税金をきちんと納めていたことを証明するものです。
しかし、未納があったり分納中の方は注意が必要になってきます。
分納というのは事情があり納期限までに税金を納めるのが難しい方が、役所の人と相談して計画的に定期的に決まった額を納める仕組みです。
審査にどの程度影響があるかは明らかではありませんが、未納は印象があまりよろしくないように思います。
そのため未納はなくしておくか、もしくは分納中の人は、ただの未納ではなく計画的に支払っていることがわかる書類も一緒にもらっておくのがいいと思います。
身元保証書
通常、日本に住んでいる日本人、または永住者の人に書いてもらいます。
法務省公式サイトからダウンロードできます。保証人のハンコも忘れず押してもらってください。
在職証明書
在職証明書(本人が配偶者か収入の多いほう)
勤務している会社に発行してもらいます。
自分で手続きしたときの経費
単純に計算して下記の計算になります。
手数料 4,000円(収入印紙で支払い)
課税・納税証明、住民票 各300円 小計900円
合計 4,900円
あと入管に行く往復の交通費2回分。あとで説明しますが最低2回は入管に出向く必要があります。
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申請の流れ
- 必要書類を準備する
- 申請に入管(もしくは出張所)に行く
- 入管から郵送で通知が届く
- 新しいカードを受取りに入管に行く
と、書くと簡単なように見えますがやはり1の部分に手間がかかります。
少なくとも①書式ダウンロード→プリントアウトして、②証明写真撮って、③身元保証人お願いして、④市役所行って、⑤会社に在職証明頼んで、⑥申請書書いて、の作業が入管行くまでに含まれています。
おわりに
入管や法務省の公式サイトは日本人の私が見ても複雑です。
専門業者に頼む選択肢もありかと思いますが、どこの業者さんにお願いしても1万円はくだらないと思います。
たしかに面倒な作業ではありますが、この程度であれば周りの人の助けを借りたとしても時間さえあれば自分でできる範囲ではないでしょうか・・・。
お読みいただきありがとうございました。
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